Nissho

2023.01.05

網戸を閉めていても虫が入るのはなぜ?原因と対策法について

家の中に虫がいると、気になってほかのことが手につかなくなることがありますよね。網戸を閉めているはずなのに、家の中に虫が入ってしまうのを見つけると、ガッカリしてしまうことでしょう。

なぜ、網戸を閉めても虫が入ってしまうのでしょうか?実は、それには原因があるのです。今回は、網戸を閉めているのに虫が入ってしまう原因や、虫が入らなくするための対処法などをご紹介していきます。

虫が入る原因は?

原因

網戸を閉めていても虫が入ってしまう原因とはどのようなところにあるのでしょうか。ここでは、虫が入ってしまう原因を5つのポイントに絞ってご紹介します。

網戸よりも虫が小さい

網戸を閉めていても虫が入ってしまう原因の一つに、「網戸の網目より虫が小さい」ということが挙げられます。虫の大きさなんて、意識したことがないと思いますが、実は網戸の網目よりも小さい虫が存在するため、網目の大きさが虫よりも大きいため、虫が入ってしまうことがあります。

代表的な例でいうと、イエバエやコバエ、蚊などは1cm以下の虫となるため、網目が1cm以上あると、簡単に侵入してしまいます。

一般的な網戸は、大体1mmほどの大きさとなるため、蚊やイエバエなどは侵入してきませんが、コバエの場合には、一般的な網戸の網目よりも小さい場合があるため、侵入してしまう場合があります。

もし、今利用されている網目が大きくて虫が侵入してしまっている場合は、網戸の網目が小さいものを選択する必要があります。

網戸が正しく設置できていない

網戸が正しく設置できていない場合にも、虫が侵入してしまうケースがあります。

自宅の網戸の交換や設置を自分で行った場合、網戸が正しく設置できていないケースがあります。網戸のレールにしっかりと網戸が乗っていないことや、網戸の向きが逆になってしまっているなど、自分で設置することで思わぬ間違いを犯してしまっている場合があります。

網戸には向きがあり、網戸の向きを間違えて設置すると、本来の網戸の役割が機能せず、虫が入ってくる隙間を作ってしまっている可能性があります。このようなことにならないよう、本来は網戸の交換は業者に依頼してプロに任せる方が安心です。

もし、網戸の設置に不安の場合は、自分で調べて解決するだけでなく、一度業者に相談してみると良いでしょう。

網戸が経年劣化・破損している

次に考えられる原因として、「網戸の経年劣化」「網戸の破損」があります。

網戸は長年使い続けていると、経年劣化します。場合によっては形が歪んだり一部が破損したりします。そのような網戸を使っていると、破損した部分から虫が入ってきたり、網戸の形が歪んでいることで窓枠と網戸の間に隙間ができてしまい、そこから虫が侵入するということがあります。

網戸が古くなっている場合には、網戸が変形していないか、網戸の一部が破損していないか、網戸の網目が一部大きくなってしまっていないかなど、網戸を一度確認してみることがおすすめです。

お子様やお孫さんが網戸にぶつかって一部穴が開いてしまったり、網目が多くなってしまったりすることがあります。

窓を開けたときに入ってきている

網戸はしっかり閉めているのに虫が入ってきてしまっている場合には、窓の開け閉めをしているときに虫が入ってきてしまっているケースもあります。

掃除の時に窓を開けたり、ベランダの行き来をするときなど、一瞬窓を開け閉めすることがあると思いますが、その時に虫が入ってしまっているという可能性もあるでしょう。

網戸や窓を普段しっかり閉めていても、洗濯物を出し入れするときや、一瞬空気の入れ替えのために窓を開けていた時など、タイミング悪くその時に虫が入ってしまっていることがあるため、決して網戸や窓のせいだけが問題ではありません。

虫を家の中に入れるのが本当に嫌だという方は、できる限り窓の開け閉めをするときは注意して行うと良いでしょう。

窓が半開きになっている

窓が半開きになっているときも、虫が入ってくる可能性があります。

窓を全開にすると風が入りすぎるため、半開きにしていることもあるでしょう。実は、この半開きになっているときには、虫がその隙間から入ってくる可能性があります。

窓の半開きは、正しいやり方をすれば、窓を半開きにすることが原因で虫が入るということを防げますが、正しいやり方になっていない場合には、網戸と窓の隙間から虫が侵入してしまうケースがあります。

正しいやり方については後述しますが、窓を半開きにすることが多い場合には、やり方を間違えていることで、虫を侵入させてしまっていることがあるかもしれません。

窓や網戸以外で考えられる原因

発見

次に、網戸以外が原因で虫が入ってしまっているケースを見ていきましょう。

ドアからの侵入

網戸や窓からの侵入ではなく、ドアから侵入している可能性もあります。

普段、外を見るときは窓から見るため、外から虫が入ってきたときは窓からの侵入を疑ってしまうと思います。しかし、窓や網戸のせいではなく、ドアを開け閉めしたときに虫が入ってきてしまっているということも考えられます。

窓よりもドアの方が普段から開け閉めすることが多いと思いますので、ドアを開けたときのタイミングで、近くにいた虫が入ってきてしまっているということが考えられます。

また、夏の場合など、空気の入れ替えや換気をするために、窓とドアを一部開けっ放しにしていることもあるでしょう。特に、コロナ禍では、換気について意識されてきたため、ドアを半開きにしているお家も多いのではないでしょうか。

家の中で虫が発生している

外から侵入した虫だけではなく、家の中で発生している虫の可能性もあります。

コバエなど、生ごみに卵を産み付けてそこから孵化してしまい、虫が家の中で発生しているというケースも考えられます。特に掃除をせずゴミをそのまま数日間放置していると、そこから小さなコバエが発生し、家の中でコバエをよく見かけるようになることがあります。

コバエなどが家の中にいるときは、窓やドアなどから侵入していることを疑うだけでなく、家の中から発生している可能性も考えると良いでしょう。

帰宅時に虫が服についている

窓や網戸、ドアからの侵入だけではなく、帰宅時に服に虫がついているというケースもあります。特に虫が多く発生する時期など、髪の毛や服、カバンなどに虫がついてしまっているケースがあります。

自宅に帰ったらなぜか虫がいる…と感じたとき、もしかすると、侵入経路は自分自身だったかもしれません。家の中に虫を入れないためにも、自宅に入る前には服やカバンなど、玄関前で払うと良いでしょう。

虫が入らなくするための対処法

網戸

ここからは、虫が入らないようにするための対処法について確認していきましょう。

窓をきちんと閉める

虫が入らないようにするための基本的な行動として、「窓をきちんと閉める」ことが大切です。窓が開きっぱなしになっていると、虫が侵入し放題なので、窓が開きっぱなしにならないように注意しましょう。特に、お子様がいる家庭では、子供が窓を開けっぱなしにすることがあるため、日ごろから注意すると良いでしょう。

網戸の隙間を無くす

網戸と窓の間に隙間が空いていると、小さな隙間でも虫はそこから侵入してきます。

網戸をしっかり閉めていたつもりでも、小さな隙間があいていることがありますので、網戸を閉めたときに窓との隙間がないか、一度確認してみると良いでしょう。

古い網戸は交換する

網戸は古いまま使っていると、経年劣化するため、歪んできたりします。その歪んだ網戸のまま利用すると、歪んだ部分が窓との間に隙間を作り、そこから虫が侵入してくることがあります。

また、網戸の歪みだけではなく、一部破損していたり穴が開いていたりすると、そこから虫が侵入してくることがありますので、網戸が経年劣化している状態のときには、早めに好感しておくことがおすすめです。

網戸用虫よけスプレーを使う

虫を家の中に侵入させないために、虫の侵入経路である隙間を無くすことや、窓を開けっぱなしにしないことが挙げられますが、そもそも虫の侵入経路に虫を寄せ付けない「虫よけスプレー」を使うことで、虫の侵入を軽減させることができるでしょう。

虫よけスプレーの中でも、「網戸用」の製品も各メーカーから販売されていますので、網戸用の虫よけスプレーなどを利用して、虫を寄せ付けないようにするのも一つの方法です。

モヘアの交換

窓や網戸の経年劣化によって、隙間ができてしまった場合、モヘアの交換で対処できるかもしれません。

モヘアとは、網戸と窓の間の隙間を埋める役割をしているもので、モヘアも経年劣化してフサフサだったモヘアがくたびれた状態になってしまっていることがあります。

このようなモヘアが原因で隙間を作っている場合には、モヘアを交換するという手段があります。

LEDを利用する

網戸の虫よけ対策として、虫よけスプレーだけではなく「LED利用」があります。

虫の性質として、蛍光灯の中に含まれている紫外線を感知して蛍光灯の周りに集まりやすいというものがあり、LEDに交換することで、虫が集まりやすい紫外線がほとんど検出されないため、虫を寄せ付ける心配が少なくなります。

網戸が「半開き」でも虫が入らない開け方

網戸と窓

網戸が半開きでも虫を家に侵入させない方法があります。

網戸と窓は実はモヘアによって隙間を埋めることができるようになっており、正しいやり方をすれば窓が半開きでも虫を寄せ付けません。

それは、室内から見たときに左側が奥の窓、右側が手前の窓になっていると思いますが、窓を開ける際に、右側の奥に網戸をスライドさせて、右の窓を半開きにすれば、虫が入ってきません。

理由は、網戸は左側の窓枠と重なるように設計されているため、左側の窓をしっかり閉め、網戸をしっかり閉めれば、例え右側の手前の窓を移動させても虫が入る侵入経路は生まれないようになっています。

蚊だけじゃない!侵入する虫たち

濡れた網戸

最後に、侵入してくる虫について確認していきましょう。

ハエ

先述しましたが、イエバエやコバエは家の中に侵入する可能性がある虫です。特にコバエの場合には網戸の網目よりも小さい可能性があるため、侵入してきやすい虫と言えるでしょう。

アリ

実は、コバエやイエバエ、蚊のような飛んでいる虫だけが対象ではなく、アリも網戸の隙間から侵入することがあります。

アリが侵入してしまった場合に厄介なのは、女王アリが知らない間に家の中に卵を産み付けているようなケースです。

この場合、一夜にして家がアリだらけということも考えられますので、アリが侵入できるような網戸や窓の隙間を埋めておくことが必要です。

ムカデやゲジゲジ

ムカデやゲジゲジなど、「なんでこんな虫が入ってきてしまうんだろう」と悩んでいる方も少なくないはずです。実は、網戸の隙間や窓の隙間から侵入しているというケースも考えられます。

このような虫に侵入してほしくない場合には、しっかりと窓や網戸の隙間を埋めることが必要です。

まとめ:劣化した網戸は早めに交換しよう

ここまで、網戸を閉めているのに虫が入ってしまっている原因や、その対処法についてご紹介してきました。網戸を長年利用していると、経年劣化して虫を侵入させる経路を作ってしまっている可能性があります。

網戸が経年劣化していたり、破損してしまったりしたときは、網戸の張り替えや交換がおすすめです。特に、網戸の交換をしたことがない方や、どのような網戸を購入するべきかわからない方、一人で網戸の交換をするのに自信がない方は、迷わずプロの業者に相談してみることがおすすめです。

網戸の交換は決して高額な費用が掛かるようなものではないため、まずはプロの業者に相談してみましょう。

Nisshoをお選びくださったお客様の声

facebook

twitter

line