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2023.01.26

網戸の付け方はどうすれば良い?注意点や外れる原因についてご紹介

自宅の窓の網戸が外れてしまったときや、網戸が古くなって交換したくなったとき、自分でどのように付ければ良いか、わからないという方も少なくないでしょう。ここでは、網戸を付けるときはどのようにすれば良いか、網戸を付ける方法や注意点、そもそも外れてしまう原因などをご紹介していきます。

網戸が外れる原因

チェック

まずは、網戸が外れてしまう原因から確認していきましょう。

外れ止め

網戸が外れてしまう原因の一つに「外れ止め」が故障している・機能していないというものがあります。外れ止めとは、その名の通り「網戸が外れないようにするもの」で、外れ止めが機能している状態のときには、網戸はレールから外れないようになっていますが、網戸の外れ止めが解除されてしまっているときや、故障してしまっているときは、外れ止めが機能せずに網戸が外れてしまうことがあります。

経年劣化

網戸が外れる原因には、「経年劣化」というものも考えられます。経年劣化とは、長い間同じ網戸を使っていることで、網戸自体がゆがんでしまったり、網戸をはめる枠がゆがんでしまったりすることです。

網戸は、永久的に利用できるものではなく、経年劣化するものなので、ある程度の期間使用すると、網戸を交換する必要があります。網戸が何度も外れてしまったり、はめようとしてもうまくはまらなくなってきた場合には、経年劣化によるゆがみが原因の可能性があります。

レールや網戸の変形や異物

網戸が外れてしまう原因として、レールが問題になっているケースがあります。

網戸自体は変形していなくても、レールが曲がってしまっていたり、レールが破損してしまっていたりすると、網戸が外れやすくなることがあります。また、レールの中に異物や虫などが入り、レールから網戸が外れやすくなっているということも考えられます。

このような場合、網戸の交換だけではなく、レールの交換やサッシごと交換が必要な場合もあります。

網戸を付ける前に外し方について確認しよう

網戸と窓の鍵

次に、編戸の外し方について確認しておきましょう。

脱輪防止機構の解除

網戸を外す際には、「脱輪防止機構」という機能を解除してから外す必要があります。脱輪防止機構は網戸によってついているものと、ついていないものがありますので、脱輪防止機構がついているタイプか確認して、解除しておきましょう。

外れ止めの解除

次に、「外れ止め」を解除します。外れ止めは先述したように網戸が外れないようにしてくれる機能ですが、網戸を外したいときはこれを解除しておく必要があります。

網戸を外す

次に、網戸を外します。網戸を外す際には網戸を落としたり、どこかにぶつけたりしないように両手でしっかりと持ち、網戸を持ち上げてレールから外しましょう。

網戸を付ける流れ

網戸の取り付け

次に、網戸をつける流れについて確認していきましょう。

ドライバーで外れ止めのネジを緩める

網戸をつける際には、まずはドライバーを利用して網戸についている外れ止めのネジを緩めます。緩めすぎると外れ止めが落ちてしまいますので、緩めすぎないように注意して、ゆっくりと少しずつネジを緩めていきましょう。

マンションやアパートによって、室外・室内のどちら側に外れ止めがあるかは違うため、確認してネジを緩めるようにしましょう。

網戸の向きを確認

網戸をつける上で意識したいのが「網戸の向き」です。網戸には向きがあり、向きを間違えて設置してしまうと、虫が入ってきやすくなるなどのリスクがあります。

網戸の向きは、モヘアがついている方が室内側になります。モヘアとは毛のようなもので、網戸と窓枠との間を埋めるためについているものです。

窓の構造としては、右側が手前の窓、左側が外側の窓になり、そのもっと外側にあるのが網戸です。左側の窓と網戸が重なるようになる設計となっており、モヘアは左側の窓と重なるようになります。

上部からレールサッシにはめる

次に、レールに網戸をはめていきます。

網戸をレールにはめる際には、上から順番に網戸をはめていきます。網戸を少しななめにしながら上部のレールにはめて、はまったことを確認してから、下のレールにはめると良いでしょう。

外れ止めを上部に移動→固定

次に、網戸がレールにはまったことを確認したら、外れ止めを上の方に移動させてから、外れ止めを固定していきます。外れ止めはできる限りレールの近くになるようにしておきましょう。

網戸の状態を確認

最後に、網戸の状態を確認します。しっかりとレールにはまってスムーズに動くかどうかを確認しましょう。また網戸をスライドさせた際に窓にぶつからないこと、簡単に外れないこと、網戸と窓枠の間がしっかりと埋まっていることなどを確認すると良いでしょう。

網戸を付けるときの注意点

網戸の修理

ここからは、網戸をつけるときの注意点についてご紹介していきます。

網戸の種類やサイズを確認

網戸を交換するときに気を付けたいのは、網戸には種類があるということです。

今まで使っていた網戸のサイズや種類を調べて、同じサイズと種類の網戸を選択することが必要です。また、種類も豊富で、ポリプロピレンでできたものもあれば、ステンレスでできたもの、グラスファイバーでできたものなど、素材の強度も異なりますので、網戸のリフォーム時には設置場所や生活環境に合わせて選択すると良いでしょう。

賃貸物件の場合はまずは大家に相談

網戸を交換する際に注意したい点として、「自分で勝手に交換してよいのか」という部分があります。一戸建てなど自分で購入した家については、勝手に交換しても誰も文句を言いませんが、賃貸物件の場合は勝手に交換すると大家さんに怒られたり、原状回復の費用を負担しなければならない場合があります。

網戸を交換する際には、一度大家さんに相談した方が良いでしょう。

網戸用のレールがあるか確認

網戸を取り付ける際に確認しておきたいのが、「網戸のレールがあるか」という点です。

もともと網戸のレールが取り付けられていない建物の場合、網戸のレールを後付けしなければならないケースがあります。マンションやビルなどは、一般的な網戸を取り付けるレールがない場合がありますので、網戸をつけたい場合には別途費用が掛かる可能性があります。

まずは、レールがあるかどうかを確認しておくと良いでしょう。

網戸を外れなくするためのポイント

ポイント

最後に、網戸を外れなくするためのポイントを2つご紹介していきます。

レールのゴミを除去しておこう

網戸の掃除は年末の大掃除など一年に一回しか行わないという方も少なくないでしょう。しかし、網戸や網戸のレールは意外と汚れやすく、レールのゴミや網戸のゴミを放置しておくことで、網戸にゴミがたまり、そのゴミが原因で網戸のレールがスムーズに動かなくなり、外れやすくしてしまうことがあります。

ほこりなどを放置しておくことで、そこがカビの温床になり、レールがスムーズに動かなくなることがあります。定期的に網戸周りを掃除する習慣をつけると良いでしょう。

古い網戸は張替えも検討しよう

網戸は経年劣化するものです。古くなった網戸は歪んだり変形したりして、網戸がスムーズにスライドできなくなることがあります。経年劣化した網戸をそのまま放置しておくと、隙間から虫が入ってくるなどのリスクもあります。

経年劣化した網戸を使い続けるのではなく、網戸を張替え・交換することも検討しましょう。

まとめ:網戸の交換はプロに任せよう

ここまで網戸の付け方について、ポイントや注意点をご紹介してきました。

網戸の交換は自分でもできますが、どのような網戸を選べば良いのかわからない方や、網戸をつけるのに自信がない方は、プロに依頼して網戸の設置をしてもらった方が良いでしょう。

特に、レールがない場合など、自分での取り付けは難しいため、プロの業者に依頼することがおすすめです。

また、網戸が変形してしまったり、破損してしまった場合にも、一度プロの業者に連絡をして、どのように対処するべきか相談することがおすすめです。

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